九州エネルギー問題懇話会トップページ特集「『電気』はどうやって作っているの?」(14/20)電力関係 図面・データ集1
1エネルギー自給率
2019年度の日本の自給率は12.1%で、他のOECD諸国と比べても低い水準です。
主要国の一次エネルギー自給率比較(2019年)
(出典)IEA「World Energy Balances 2020」の2019年推計値、日本のみ資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2019年度確報値。
※表内の順位はOECD 36カ国中の順位
日本は、エネルギー源として使われる石油・石炭・天然ガス(LNG)などの化石燃料のほとんどを海外からの輸入に大きく依存しています。
1970年代に起こった「オイルショック」をきっかけに、化石燃料への依存度を下げようとエネルギー源の分散が進みました。
しかし、2011年に起こった東日本大震災の影響で国内の原子v力発電所が停止し、化石燃料への依存が増加しています。
一次エネルギー
:石油、天然ガス、石炭、原子力、太陽光、風力などのエネルギーのもともとの形態
エネルギー自給率
:国民生活や経済活動に必要な一次エネルギーのうち、自国内で産出・確保できる比率
2電源別発電電力量の構成比
主要国の電源構成は、資源の有無や保有する資源の種類等によって異なっています。
日本は、エネルギー確保とリスク分散の観点から電源の多様化を図ってきましたが、2011年度以降の原子力発電所の停止により、火力発電の割合が増加しています。
政府より2030年度の温室効果ガス削減目標(2013年度比46%削減)を踏まえて、徹底した省エネルギーや非化石エネルギーの拡大を進める上での需給両面における様々な課題の克服を野心的に想定した場合に、どのようなエネルギー需給の見通しとなるかが示されています。
出典:資源エネルギー庁HP「日本のエネルギー 2021年度版 『エネルギーの今を知る10の質問』」より作成