九州エネルギー問題懇話会トップページ特集「『電気』はどうやって作っているの?」((8/20)水力発電の仕組み
4-1水力発電の仕組み
水が高い所から低い所へ流れるときの位置エネルギーを利用して、水車を回し発電を行います。
水力発電所のタイプとしては、ダム式、水路式、揚水式などがあります。
川幅が狭く両岸の岩が高くきりたった場所にダムを築いて人造湖を造り、その落差を利用して発電する方式。
川の上流に小さな堤を作って水を取り入れ、水路で適当な落差が得られるところまで水を導き発電する方
発電所の上部と下部の2か所に貯水池をつくり、電気が必要なときに発電し、電気が余っているときに揚水する方式。
出典:関西電力(株)HP「再生可能エネルギーへの取組み 水力発電の概要」より作成
揚水発電は、貯めることができない電気を水の形で貯える「蓄電池」のような役割を担っています。
揚水発電は起動停止(発電機出力が最大出力に至るまでの時間、及び0に落とすまでの時間)が短時間でできるため、他の発電所や送電線などの事故が発生し、電気が不足したときに、緊急に発電することも重要な役目となっています。
最近では、昼間の太陽光で発電した電気を利用して揚水を行い、太陽光が発電しなくなる夕方から発電する機会が増えており「再エネの導入拡大」にも貢献しています。
出典:九州電力(株)HP「揚水発電の特徴と仕組み」より作成