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1-2原子力発電の見通し

2023年2月に閣議決定された「GX実現に向けた基本方針」では、エネルギー安定供給の確保とカーボンニュートラル達成に向けて、原子力については、

  1. 安全を最優先に再稼働に向けて、関係者の総力を結集する
  2. 運転期間の延長など既設原子力発電所を最大限に活用する
  3. 次世代革新炉の開発・建設を進める
  4. 再処理・廃炉・最終処分のプロセスを加速する
  5. サプライチェーンの維持・強化に対する支援を強化する

などの方針が示されています。

更なる安全性向上、革新炉の研究開発

現在、アメリカ、カナダ、イギリスなど世界各国で「次世代炉・革新炉」と呼ばれる新しい原子炉の開発が加速しています。日本においても、軽水炉の更なる安全性向上、安全性や信頼性、効率性を抜本的に高める「次世代炉・革新炉」の開発に向けた検討が進められています。

炉

出典:資源エネルギー庁HP
「第5回革新炉WG関連資料3 三菱革新炉開発の取組み(三菱重工業株式会社提出資料)」

Column核燃料サイクル
核燃料サイクル
  • 我が国は、資源の有効利用、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減等の観点から、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム等を有効利用する核燃料サイクルの推進を基本的方針としています。
  • また、米国や仏国等と国際協力を進めつつ、高速炉等の研究開発に取り組むこととしています。

出典:日本原子力文化財団HP「原子力・エネルギー図面集」 【7-2-1】原子燃料サイクル | エネ百科|きみと未来と。

 
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