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講師コラム「エネルギーの明日」

エネルギー・環境問題の専門家に、毎回、様々な角度からエネルギーの視野を広げるお話を伺います。

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Vol.12 医療における放射線利用の重要性

熊本大学教授 エイズ学研究センター
熊本大学アイソトープ総合施設長

岡田 誠治 氏

放射線や放射性物質には「危険」「体に悪いもの」というイメージを持つ人が多いかもしれません。けれども日常生活の中では、さまざまな場面で放射線が活用されています。とりわけ進んでいるのが医療分野です。放射線は私たちの命や健康を守るために利用されているのです。今回は熊本大学教授で、放射線の医療分野における活用に詳しい岡田誠治氏にお話を伺いました。

岡田 誠治 氏

放射線の特性を利用した医療分野での活用

1895年にレントゲンがX線を発見し、放射線の存在が世の中に知られることになりました。放射線には、「目に見えないものが見える」という透過作用と「細胞を傷つける」という電離作用の2つの大きな特性があります。この特性を利用して医療分野では、病気の診断と治療の両方に放射線が広く活用されています。例えば、放射線の透過作用を利用したX線写真、CTスキャンなどの診断方法や、ガンマ線、陽子線、重粒子線など放射線の電離作用を利用した治療法などは、現在の医療には欠かせないものとなっています。また、アイソトープと呼ばれる放射性物質を人体内に投与することによって、患部の状況をより正確に把握し診断や治療を行う方法も行われています。

 
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